物販業、つまるところの「せどり」はやってみて儲かったのか?

今日は個人からでも手軽に始められる副業として有名な「せどり」が今でも稼げるのかどうかという話をしようと思います。

せどりは、2012年2月13日放送の深イイ話に取り上げられて一躍有名になりました。

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物販業の極小規模なもの、当時で言えば本の転売業を指してせどりと言われました。(今でも本だけを指して言うのかな?)

転売業というと多数の日本人が不快感を覚えるらしいので、不快感ないように言い直すと、
本来の価値とはかけ離れた値付けをされている商品を個人書店・大規模量販店から仕入れ、ネット上で本来の価格+手数料の金額で販売し、利益を得るビジネス
です。

転売業も不快感ないように言い換えると、
本来、消費者が直接購入するべき商品を代わりに仕入れ、輸送するビジネス
です。ここでいう直接ってのは、「メーカーから直接」という意味と、「土地的に直接行って」という意味です。

人が移動するより、モノが移動した方が安上がりなのは簡単にわかりますよね。

本当はメーカーは1個ずつ売りたくないんです。配送費がかさむ上に膨大になる顧客リストを管理しなきゃならないから。
だからまずは大量に買ってくれるところ卸業者)に売ります。
で、そっからどんどん分配していこうね。っていうシステムになってます。

で、10個とか20個とかの単位になって初めて店の棚に並ぶわけです。
お客さんとしては当然、同じ商品何百個もなんていらないですよね。PS4を3000個とか持っててもどうせ使わないですから。

だから消費者の代わりに大量に商品を買って保存しておいてくれる卸業者が必要です。
で、卸業者もさすがにそんなウン千個も商品いらない(Amaz○nやドン○キホーテみたいに捌ける販路を持ってるなら別として)からいくつかの業者と協力して買う事で、売れ残った時のリスクを分散します。
リスクを負ったり、配送する手間だったりの代わりに料金をかさましして販売しています。

もちろん例外もありますよ。
医療用品だったり、食べ物だったり、、、とか
最低限文化的な生活を送れるべきって日本最強のルールブックが決めてるので、「生活必需品」はここから除外されるべきでしょうね。

言っちゃえば「コンサートチケット」なんかは嗜好品なんで、毎年嵐のコンサートいけないと私心臓発作で死ぬ!!!
って人がいるならまた話は変わってくるんでしょうけど、高額転売がどうとかは私からするとちょっと筋違いですね。その値段で売れるからチケットにはそれだけの価値があるんです。

価値ってのは需要と供給で決まります。
嵐のチケットが100枚しかなくてそれを10万人が欲しいと思っているなら当然、高い値段を払った人が見れて当然です。
すべての人に平等に楽しんでもらいたい!というのであれば、席を増やせばいいですし、それができないならせめて席に優劣をつけるべきです。

皆が吊し上げ、何かと批判する卸売業者や小売店なんかの転売業がもしもすべてなくなったとしたら…

当然単価はかなり下がるでしょうが、その代わり販売単位が1000個とかになるってことです。
例えば、DSを買いたくなったらわざわざ京都の工場か、任天堂直営の販売店まで行く必要があって、しかも販売してくれるのはDS1000個買ってくれる人だけねー。みたいな感じになるわけです。

…転売業者、必要でしょ?笑

個人でも転売業が可能な時代に

そんな転売業は、パソコンやインターネットの発達だったり、個人でも利用出来る配送業者が充実したことで昔よりも圧倒的に始めやすくなりました。
Amazonや楽天が出てきたからです。これらのおかげでECサイトというものの知名度が一気に上がりました。

Amazonは自身ではほとんど商品を持たず、出品者を大量に囲い込むことで在庫を持たずに大量に商品を用意しました。
その結果、「欲しいものがあればとりあえずAmazonみよ」という流れを生み出しました。
今ではAmazonに商品を出品しておけば、あなたが何もしてなくても勝手に商品が欲しいと思っているお客さんの目の前に出るようになりました。
欲しいと思っているところにニーズにあった商品が出るんだから当然売れます。

出品者登録も・セールスも・集客さえもすべてAmazonがやってくれるので、
あなたは商品を用意したら、マウスぽちぽちしてキーボードカタカタすれば商品が売れちゃいます。売れたら配送業者を通してお客さんのところに商品をお届けすればいい。

つまりあとは、仕入れるだけってことです。

ぶっちゃけ今でも稼げる?

参入障壁が下がったのでやる人が急激に増えました。
その結果、価格競争も起きれば仕入れ競争も起き、しかも年々激化している…

だから結論から言うと、今は普通にやっただけじゃ稼げません!
普通にやるということは、「他の大多数と同じ価値を提供する」ってことです。
当然、同じ価値を提供してくれるんだったらお客さんはより安い方から買いますよね。
今、普通にやってる個人の転売業者は軒並み苦しんでます。

だから、「片手間で独立できるくらい稼げる」と思っているなら、考えを改めないと確実に失敗します。

私が考えた解決策5つ

  • 諦めて小規模にする
  • 死に物狂いで商品を探しまくる
  • 販路を変える
  • 仕入れを変える
  • 人にやらせる
  • 転売業をやめる

やってる人が多すぎるので、今じゃ普通にやってもジリ貧です。だから、ちょっとここで方針を考える必要があります。

転売業自体はビジネスの本質というか、「稼ぐ」って言葉がどういう意味なのか、を考える機会をあたえてくれるので今からでも普通にやったほうがいいです。でも、独立するくらい稼ぐとなると話は全然変わってきます。

諦める

素直に諦めて小規模にとどめておきましょう。
小規模の例としては、「年度末のセールだけ」、「蚤の市だけ」、「気が向いたときだけ」仕入れをするパターンですね。
当たり前ですが、人生経験にはなってもこれじゃ飯は食えない。

商品を探しまくる

1に気合い。2に気合い。3も4も気合い。
とにかく物量作戦で少しでも利益が出るのであれば仕入れ倒す脳筋戦略。
悪いとは言わないけど、結局それって会社員より「よっぽど不安定な労働者」だよね。

仕事内容が変わっただけです。自分が働いてる間は自由にはなれません。

探しまくる作業の一部〜全部をITに任せた例が「せどりキング」だったり「せどり風神」。
最近では、Amazonで値付けミスってる商品を見つけるツールなんてコンセプトの商品まで出てたりもする。
せどりキングは2万くらいの商品だけど、せどり風神は無料だから試しに使ってみてもいいかもしれない。

販路を変える

Amazonに人が多いんだったらAmazonで売らなきゃいい。別プラットフォームで売る戦略。Amazonで売らなければ、理不尽な返品も、多いと思う手数料も、振込期間の縛りもなくなる。

その代わり、メルカリで売るならメルカリのルールを、楽天で売るなら楽天のルールを飲まなきゃいけない。

でもそれだと、応急処置にしかならないんだよね。

どこかから「メルカリが儲かるらしい」「楽天が熱い」みたいなリークがあったら結局Amazonの時と同じ末路になる。

両手放しで運営するにはもう一歩、踏み込む必要があるでしょうね。例えば、自分でECサイト作るとか。

仕入れを変える

今度は目の付け所を変えて、販売するところじゃなくて仕入れにフォーカスしてみた。
売るところは同じでも、仕入れ値が低くなればそれだけ販売価格にゆとりを持てるよね。っていう方針。

途中のや末端の小売店を省いても価格は下がるし、バルク品ばっかり取り扱ってるECサイトもあれば、倒産品を仕入れるって見方もあり。
*倒産品って、別に何か傷がついたりしてるわけじゃなくて、ただただ売ってた小売店が倒産した時なんかに放出されるものだから商品自体の価値は変わらない。でも、倒産した小売店は絶対に売り残せないから、定価の10%とか30%とかで売ってくれます。

卸せどりから始めて、最終的に買取サイトを運営しているshinoさんの田舎副業実践記は卸業者から仕入れたり、買取サイト設営したいなぁって人はかなり参考になります。

人にやらせる

ITダメなんです。って人はITツールを誰かに委託して作ってもらってもいいかもしれない。
あとは、仕入れ業務自体を人を雇って人海戦術するのもあり。
でも人海戦術は資金力が必要なので、個人的には一番最初にここに手をつけるのはやめた方がいい。

転売業をやめる

IT化も思いつかなくて、自分でECサイトの設営もしたくなくて、お金がかかるから委託開発も人海戦術もしたくない。
でも自由にはなりたいって人はそもそも転売業は向いてないから、ある程度流通のシステムを理解したらさっさと撤退するべし。

堪えて仕組み作りをするか、諦めて会社員するかのどっちか。

まとめ

私は2016年初めから6ヶ月間ほどせどりをやってきましたが、副業で言えば間違いなく稼ぐことが可能です。
ただ、「在庫が回らない」、「仕入れが安定しない」、「販路を依存してしまう」、「人を雇わないので結局労働になる」といった理由からやめました。

こんな感じで転売業でも色々な方向性があると思います。
大事なのは一つ方針を決めたらしばらくはブレないこと。
楽な方に流れると結局いつまでも旬な情報に流されて、結局自由にはなれないです。

それと、自由になろうと思うなら労働してはダメです。
「自分は働いちゃいけない」
「ITもしくは他人に任せる」
という価値観を持った方がいいです。

結論は、仕入れの自動化や販売方法に手間暇かけて工夫するつもりがないのなら、ある程度で撤退するべきです。

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